ガウディ・マインド

                               サクラダファミリア内壁彫塑

 

陶芸を始めた頃からガウディのイメージはそこにあった。

原点の地バルセロナを訪れ肌で感じた壮大な世界観がkobayashiの作品をねじ曲げ、壊し、再構築していく。

 

 

グエル公園にはモザイクのベンチがまるで無限に続くかと思われるウェーブを成していた。破壊と再生のアートが繰り広げられる丘。

どんなに感性の鈍い人間でも、これを見たら何がしかのイメージを抱かずにはいられない。そうしてイメージの矢は打ち込まれた。

 

 

 

 

 

カサ・ミラに突き出した煙突群は時代を乗り越えた現代アートのスカルプチャー。

オブジェを制作する者にとっての金字塔は、想像通りの怪物であった。

これに挑むアーティストはドンキホーテを名乗ることになるだろう。

 


ピカソ、ミロ、ダリ、、、怪物を育んだ街、バルセロナ。

その先頭を走り抜けた建築家ガウディ、改め怪物アーティスト・ガウディ。

そのマインドが創り出した街を訪れたことは、kobayashiの制作にとって大きなゆらぎとなったはずだ。

2018.10.6(土)~9(火) 小林 敦さん 在廊

 

    見果てぬ夢のカオスに色めくロンド(輪舞)

                どうぞ お楽しみください。